【戸田市・蕨市】ご存知ですか?埼玉県で全国初の「エスカレーター歩かない条例」が施行されています!
エスカレーターでは立ち止まろう!!
最近、駅でこのようなポスターを見かけた方も多いでしょう。
このポスターは2021年10月1日より施行された「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」を知らせるポスターです。
埼玉県では全国に先駆けて、エスカレーターを走ったり歩いたりする行為を禁止する条例を制定しています。
埼玉県を含む関東地方では、エスカレーターの左側は立ち止まる方、右側は歩いて先を急ぐ方が登るといった暗黙の了解がありましたが、「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」が施行されたことにより、エスカレーターの右側を歩いて移動する行為も禁止されます。
またエレベーターの管理者は、その利用者に対して、立ち止まった状態でエスカレーターを利用すべきことを周知させなければならない義務も生じます。
エスカレーター事故の約60%は「転倒」
エレベーター事業者やエスカレーター事業者で構成している「日本エレベーター協会」による調査では、2018年~2019年に全国で起きたエスカレーター事故件数1550件の内、じつにその約6割が転倒によるものでした。
事故が起こる原因の一つが、エスカレーターで走ったり歩いたりすることにより起こります。
埼玉県では、エスカレーターでの事故を防ぐためにも、「エスカレーターは立ち止まって乗るように」との努力義務を利用者に課す埼玉県独自の条例を制定したのです。
忙しい朝も、日中の利用時も、エスカレーターを急いで登ることのないように、余裕を持った行動を心掛けましょう。