【蕨市】明日から3月!確実に近づいている春を前に『宝樹院』の梅も見頃を迎えています。
早いもので2021年も2月が今日で終わり、明日から3月に入ります。
埼玉県は、新型コロナウイルスの感染拡大により発令された二度目の緊急事態宣言は未だ解除されていない状況ですが、確実に春の足音は近づいてきていると感じる今日この頃でございます。
春の訪れが近いことを知らせる一つが梅の開花ではないでしょうか?
「梅」は春一番と共に咲き始め、ウグイスが春の訪れを告げるともいわれています。
しかし、梅の木によくやってくる鳥はウグイスではなくメジロの方が多いそうです。
「梅にウグイス」とは、早く春が来てほしいと待ちわびる日本人の理想が生み出したイメージなのかもしれませんね。
蕨市中央2丁目にある『金峯山 宝樹院(以下、宝樹院)』の梅も見頃を迎えています。
本堂へ続く山門の前にある短い参道ではありますが、心なしか梅の甘い香りが周囲に漂っているようにも感じます。
『宝樹院』は川口市芝にある『長徳寺』の末寺で、本尊には地蔵菩薩が祀られています。
創建された年代は明らかになっていませんが、観応3年(1352年)には蕨郷が渋川氏の所領であったことから、創建されたのはそれ以前だったと考えられます。
また『宝樹院』は、蕨城の城主・渋川公の公墓があるお寺です。
渋川公は、上総国三舟山の合戦にて里見氏に敗れ、戦死しました。
その死を悲しみ群馬県の榛名湖に入水した夫人とを、渋川氏の元の家来が『宝樹院』に弔ったと伝えられています。
蕨市は“日本一小さい市”ではありますが、その小さい中に歴史と伝統のある場所がいくつも存在しているの特徴ですね。
『金峯山 宝樹院』はこちら↓