【戸田市】首都高速と外環自動車道をつなぐ「美女木JCT」。非常に珍しい特徴があるJCTだってご存知ですか?
東京都練馬区の「大泉JCT」から千葉県市川市の「高谷JCT」を、都心から約15kmの環状道路でつなぐ『東京外環自動車道』。
ゆくゆくは「東名JCT(仮称)」まで延長されて、全85㎞の環状道路になる予定です。
その『外環自動車道』と『首都高速5号池袋線』・『首都高速埼玉大宮線』を接続しているのが戸田市美女木4丁目にある「美女木JCT」です。
この「美女木JCT」が全国でも非常に珍しい構造になっていることはご存知でしょうか?
まず「美女木JCT」は住宅の中にあることから、その用地取得の時点で制限があり、非常にコンパクトな設計となっております。
その為、十字立体交差による首都高速道路と東京外環自動車道の各本線が通過するフロアの中間に、首都高速道路と東京外環自動車道との行き来をする接続フロアがあり、そのランプウェイ(接続道路)はなんと、平面交差点で信号機が設置されているのです。
首都高速道路上で信号機が設置されているのは、トンネル等の注意喚起用を除けば、「箱崎JCT」とこの「美女木JCT」のみ。
非常に珍しい設計です。
また「美女木JCT」高架下の一般道路である「美女木八幡交差点」では、新大宮バイパス本線が国道298号線をアンダーパスしていることから、車道のみで5層構造、さらに横断歩道橋を加えると実質6層構造となります。
これは他ではあまり見ることのできない多層構造となっております。
住み慣れた街の中で普段は気にも留めない光景についても、少し調べてみるだけで新しい発見があるかもしれません。
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