【蕨市】見頃を迎えた『三学院』の藤の花が、当初の予定より早く一般公開されました。
蕨市のゴールデンウィーク開幕を知らせるイベント「中山道蕨宿苗木市・藤まつり」について、「中山道蕨宿苗木市」は新型コロナウイルスの影響により2年連続の中止、「藤まつり」は藤棚の公開のみ行われることは既報の通りです。
当初、2021年4月24日(土)～4月29日(木)の期間を予定していた『三学院』の藤棚の公開が、藤の花の見ごろを迎えたことにより前倒しされ、2021年4月20日(火)から一般公開されました。
2021年4月20日(火)から埼玉県でもさいたま市と川口市が「まん延防止等重点措置」の措置区域に指定されましたが、『三学院』の藤棚の一般公開につきましても、新型コロナウイルスの感染状況や藤の花の状況によっては、予定している4月29日(木)を前に一般公開を終了する可能でもあるようです。
花の寿命は長いようで短いものです。
この瞬間でしか楽しめないこの光景をみに足を運んでみるのはどうでしょうか？
棚面積約395㎡の大きさを誇る藤棚いっぱいに咲き誇る藤の花の下から眺める光景は圧巻ですよ。
藤の花を見ていると、ブーンと近くを飛ぶ熊蜂の姿をよく見かけます。
少し怖いと感じるかもしれませんが、実は熊蜂と藤の花は“共生関係”にあります。
藤の花は、花びらを押し下げると雄しべと雌しべが現れます。
花びらを下げるには力が必要で、大きな熊蜂の重さがちょうど良いのです。
熊蜂は大好きな藤の花の蜜をもらい、藤の花は熊蜂の体に花粉を付けて受粉を助けてもらうという相思相愛の関係なのです。
体調2cm程度の熊蜂は大きく、羽の音も大きくて、一見怖そうに見えますが、実は温厚な蜂でいきなり襲ってくることはほとんどありません。
人とも熊蜂ともソーシャルディスタンスを意識して、一緒に藤の花を楽しみましょう。
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