【戸田市・蕨市】復旧費用は41億円。再稼働は来年3月。火災が起きた「蕨戸田衛生センター」のその後について。

戸田・蕨の両市長が記者会見を実施

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蕨戸田衛生センター

2025年7月12日に発生した「蕨戸田衛生センター」の火災の影響で、現在も焼却施設などが使用できない状態にある戸田市・蕨市。8月18日には施設を運営する2つの市の市長が会見を開き、焼却施設の再稼働時期や復旧費用の見込みなどを発表しました。

なお、火災が発生したのは7月12日の正午頃で、翌13日の昼前に鎮火しました。床面積553平方メートルが焼けたものの、火災によるケガ人はいませんでした。

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7月12日(土)「蕨戸田衛生センター」で火災発生   2025年7月12日(土)、戸田市美女木北1丁 …
ごみ集積所
ごみ・資源物の収集が再開されます! 2025年7月12日(土)に「蕨戸田衛生センター」にて発生した火災の影響に …

復旧に関する費用は41億円。再稼働は来年3月を目指す。

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蕨市役所

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戸田市役所

施設復旧や他の自治体へのごみ処理委託費用など合わせて、約41億円かかる見通しであること。

現在も稼働できない状態が続く焼却施設などの再稼働再開時期については、2026年3月頃を目指しているということ。

8月18日に行われた記者会見では、これまでの経緯や現在の状況、今後の復旧について説明がありました。

気になる火災の原因は?

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リチウムイオン電池を使用した充電式モバイルバッテリー

現場検証を行った「戸田市消防本部」によると、気になる火災の原因については「不明」とのこと。しかし、施設管理者である賴髙英雄蕨市長は「リチウムイオン電池の可能性は排除できない」としています。

各種報道にもある通り、昨今、リチウムイオン電池を搭載した製品から出火する火災が多く発生しています。

戸田市・蕨市では、使用しなくなったリチウムイオン電池の回収方法について注意喚起を行っており、定期的な回収日を設けています。

戸田市情報ポータルサイト」や「蕨市公式ウェブサイト」をご確認の上、正しく処分するようにしましょう。

ルールやマナーを守ったごみ出しを心がけましょう

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ルールやマナーを守った正しいごみ出しを!

2025年8月22日現在、戸田市・蕨市の焼却施設はまだ稼働再開できていません。

収集したごみ・資源物は、市外の処理施設へ搬出している為、集積所によっては従来の時間通りに収集できない場合もあります。

引き続き「適正な分別を徹底すること」と「ごみの減量化に努めること」を意識し、ルールやマナーを守ったごみ出しを心がけましょう。

現在は、以下の自治体に委託し、ごみ・資源物の処理がされています。

・さいたま市

・川越市

・川口市

・和光市

・東埼玉資源環境組合(越谷市・草加市・八潮市・三郷市・吉川市・松伏町)

・児玉郡市広域市町村圏組合(本庄市・美里町・神川町・上里町)

・埼玉西部環境保全組合(鶴ヶ島市・毛呂山町・鳩山町・越生町)

・東京二十三区清掃一部事務組合(2025年8月4日~)

「蕨戸田衛生センター」はこちら↓

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