【戸田市・蕨市】税金って何のためにあるの? 市内の小中学校で未来を育む「租税教室」を開催中!

小中学生が「税金」について学んでいます!

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※写真はイメージです。

税金って、どんなところに使われているの?

税金の使い道って、どうやって決めているの?

税金って、何のためにあるの?

もしあなたが、子どもにこんな質問をされたらちゃんと答えられますか?

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埼玉県戸田市立新曽小学校

戸田市・蕨市の小中学校では、定期的に児童・生徒が「税金」の役割や重要性を正しく理解し、関心を持ってもらうための特別授業「租税教室」が行われています。

2025年6月12日(木)は、「戸田市立新曽小学校」で6年生を対象に「租税教室」が開講。その様子を取材させていただきました。

先生は地域で活躍する方々。子どもたちの反応は?

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6年1組担当 「株式会社F-GATE」代表・ 入船優太さん

戸田市・蕨市で行われる「租税教室」では、公益社団法人西川口法人会(以下、西川口法人会)」の会員が先生を務めています。

この日の「租税教室」を担当したのも、「西川口法人会」の会員であり、地域で活動するお店や会社の方々。共通の内容ながら、それぞれの先生が“らしさ”を発揮した特別授業を展開します。

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6年2組担当 「Grill&Bar BuBARBEC」代表・仲井惠介さん

「租税教室」では、前半に税金の使い道や、税金がどう役立っているのかを身近な例と共に学びます。毎日通っている学校や遊んでいる公園、警察や消防、健康診断や予防接種など、日常生活の中にある多くの部分で税金が使われていることを知り、子どもたちも興味津々です。

公立学校に通う小学生1人あたりで、国や地域が負担する年間教育費が92.1万円(2021年度)であることを知ると「そんなに!?」や「意外と安くない?」など、子どもたちの反応も様々でした。

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6年3組担当 「大同生命保険株式会社 埼玉南支社」第二営業課長・小佐川豊さん

後半は自分たちで税金の使い道について考えます。

テーマは「使える税金10億円の使い方」。市民から要望が多い4つの問題に対して、10億円をどう割り振るかをグループで話し合い発表します。

市民から要望が多い4つの問題は、以下の通りです。

①学校の警備や防犯対策(2億円)

②図書館や公園を整備(4億円)

③お年寄り医療介護(6億円)

④自然災害への防災対策(8億円)

※()内の数字は、使える税金が20億円あった場合に必要な費用として提示

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「租税教室」の様子

「命を守るための①と④は絶対必要!」

「全部子どものために使ってほしいから①と②だけでいい(笑)」

「高齢化社会だから③が大事な気がする。」

「やっぱり災害が心配……。」

子どもたちの意見は、実にユニークなものから、ドキッとするような鋭い意見まで様々。それぞれが自分の考えを持ち、共有することで、自分と他の人との考えを比べます。

この日の「租税教室」は、子どもたちが真剣かつ楽しそうに税金について学んでいる姿が印象的な45分間でした。

大人も税金について考えてみよう!

税金は、私たちが幸せに暮らすためにあるものです。

税金を納めるのも私たちなら、その使い道を決める人たちを選ぶのも私たち自身です。

「租税教室」は地域の小中学校を巡り、小学6年生と中学3年生を対象に、継続的に行われています。

子どもたちが税金について学んでいるのに、大人が無関心なままでいいのでしょうか?

税金について高い安いといったことだけでなく、その使い道について関心を持ちましょう。

「埼玉県戸田市立新曽小学校」はこちら↓

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