【蕨市】桜の季節が終わる頃、蕨では〇〇の花が見頃を迎えます。何の花だかわかりますか?
蕨ならではの花が、もうすぐ見頃を迎えます!

この花が何の花かわかりますか?
桜の花が散り始め、葉桜が目立つようになるこの時期、例年、蕨ならではのお花が咲き始めます。
4月になるとピンク色のつぼみがふくらみはじめ、ゆっくりと開き始める白とも薄ピンクとも見える可憐な花。
この花は、いったい何の花なのでしょうか?
ヒントは蕨市の特産品で、日本一早く実をつけることでもおなじみのあの果実のお花です。

薄ピンク色をした「わらびりんご」の花
答えは、「わらびりんご」のお花です。
蕨市内の各所に植えられている「わらびりんご」の木が、2025年も4月に入り次々と開花し始めています。
春の風にゆられる可愛らしい姿は、この時期の蕨ならではの風景です。
「わらびりんご」とは?

日本一早く実がなるりんご「わらびりんご」
「わらびりんご」とは、蕨市生まれの日本一早く実がなるりんごです。
一般的な「りんご」は、8月上旬から11月中旬にかけて収穫します。その点「わらびりんご」の収穫時期は6月頃。蕨市はりんご栽培地では南限ともいわれています。

「わらびりんご」の収穫体験をする小学生(2023年6月)
「わらびりんご」の実は、直径7cm程度。重さも150g〜200g程度の小さなりんごです。
果汁が少なく酸味が強い「わらびりんご」は、そのまま食べるのには少しだけ不向きな品種です。しかし、火を通すと甘味が増すので、洋菓子や飲料などの加工用に適しています。

わらびりんごサイダー さよなら私のクラマー限定ラベル
6月に収穫されたわらびりんごは、収穫後、工場に移動して搾汁されます。
その貴重な果汁を使い、「わらびりんごサイダー」や「わらびりんごシャーベット」、「わらびりんごようかん」などの商品が販売されています。

「Tea Farm 茶夢」で提供された「わらびりんごのコールスローサラダ」
また、収穫中に傷がついたり、落としてしまった「わらびりんご」も無駄にしないサステナブルな取り組み「サステなリンゴプロジェクト」も話題となりました。
2024年は蕨市内の3つのお店が「サステなリンゴプロジェクト」に参加し、それぞれが個性の異なるメニューを販売しました。
「わらびりんご」の木に囲まれた「わらびりんご公園」

わらびりんご公園
「わらびりんご」の花をゆっくり鑑賞したければ、「わらびりんご公園」がおすすめです。
公園をぐるっと囲むように植えられた「わらびりんご」の木が、続々と花開いています。
これだけの数の「わらびりんご」が植えられた場所は、蕨市内でもここしかありません。これだけの数の木が見頃を迎えれば、蕨ならではのお花見ができそうです。

子どもも大人も思いっきり身体を動かせる!
バラエティ豊かで個性的なちびっこ向け遊具や、大人向けの健康遊具も多数。「わらびりんご公園」では、子どもも大人も気持ちよく体を動かせる環境が整っています。
春の陽気につつまれる中、運動しながら「わらびりんご」の花を楽しむのも楽しそうですね!

花が咲き始めた「わらびりんご公園」の木々
桜の花が散り始めた頃に見頃を迎える「わらびりんご」の花。
蕨ならではの春の風物詩が堪能できるのは、この時期だけですよ!
「わらびりんご公園」はこちら↓