【戸田市】意外と知らない戸田市の話。「戸田の昔ばなし展 -池原昭治原画の世界-」開催中!
「戸田の昔ばなし展 -池原昭治原画の世界-」開催中!
「戸田市立郷土博物館」では現在、「戸田の昔ばなし展 -池原昭治原画の世界-」が行われています。
戸田市には、時代を超えて語り継がれてきた昔話や伝説、わらべうたがたくさんあります。
1979年と1981年に発行された「絵本 戸田の伝説」「絵本 戸田の昔話」「絵本 戸田のわらべうた」では、それら戸田市に伝わる数々の昔話や伝説が紹介されました。
現在「戸田市立郷土博物館」にて開催中の「戸田の昔ばなし展 -池原昭治原画の世界-」では、当時の貴重な原画が多数展示されています。
「聞いたことのある話の舞台が戸田市だったとは!」
そんな気づきのある原画展です。
「戸田のむかしばなし」とは?
「絵本 戸田の伝説」「絵本 戸田の昔話」「絵本 戸田のわらべうた」に描かれている絵は、これらの絵本が発行された当時、童絵作家の池原昭治さんが実際に戸田市を訪れて書いた絵です。
池原昭治さんは、あの「まんが日本昔ばなし」の演出・作画・美術を担当された方。誰もが一度は見たことがあるあの絵が、戸田市に伝わる伝説や昔話の挿絵としてふんだんに描かれています。
「絵本 戸田の伝説」「絵本 戸田の昔話」「絵本 戸田のわらべうた」という3冊の絵本は、再編集され「戸田のむかしばなし」として1993年3月に発行されています。
戸田市に伝わる伝説や昔話だけに、作中にはなじみのある地名の数々が登場しています。
例えば「戸田の伝説」の中にある「八まんさまの鐘」は、鎌倉時代に建てられたとされる古い神社「美女木八幡社」にまつわる伝説です。
「埼玉県指定有形文化財」にも指定される「美女木八幡社銅鐘」には、「美女木八幡社」の南の方にあった大きな池より掘り出され、鐘をつくと大水が出るという伝説があり、そのエピソードが語られているのです。
また、「戸田の伝説」の中にある「かっぱの金さん」から着想を得て「菓創 季乃杜」の銘菓「河童の金さん」が生まれたり、現在もある「妙顕寺」建立の話が「子安まんだら」で描かれていたり、現在の戸田市とリンクして楽しめるのも「戸田のむかしばなし」ならではです。
「戸田の昔ばなし展 -池原昭治原画の世界-」は9月1日(日)まで!
「戸田の昔ばなし展 -池原昭治原画の世界-」の開催は、2024年9月1日(日)まで。
「まんが日本昔ばなし」の演出・作画・美術を担当された童絵作家の池原昭治さんが描いた、貴重な「戸田の昔話」の原画が楽しめます。
また、同展では作品の中で語られたお話の舞台となった地域も公開されています。
「昔ばなしなんて小さな子どもの見るものでしょ?」
なんて思うべからず!
むしろ戸田市に住む大人の方がハマってしまいそうです。
※「戸田の昔ばなし展 -池原昭治原画の世界-」展示会場内の撮影は禁止されています。
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