【蕨市】埼玉ポーズ生みの親・鷺谷政明氏が語る。2024年の蕨市で気になる〇〇!
「埼玉ポーズ」生みの親が【号外NET 戸田市・蕨市】に登場!
2023年11月23日に公開された映画「翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜」はご覧になりましたか?
映画の中でも度々登場する「埼玉ポーズ」は、映画のために作り出されたポーズではありません。
「埼玉ポーズ」を生みだしたのは、埼玉県を中心に企業や自治体などの広告制作・プロモーション事業を請け負うクリエイティブディレクター・鷺谷政明さん(以下、鷺谷さん)。各メディアが埼玉県を特集する度に声がかかる要チェックな埼玉県人です。
そんな鷺谷さんに、蕨市に対するイメージや今注目している点について聞いてみました。
鷺谷政明さんインタビュー!
ー鷺谷さんは、2018年11月に発売した著書「なぜ埼玉県民だけがディスられても平気なのか? 今こそ、日本中に伝えたい。独自に育まれた埼玉県の常識!」(徳間書店)の中で、埼玉県にある全市町村を取材していますが、蕨市にはどんなイメージがありますか?
鷺谷さん:蕨市といえば、メディアで話題になることも多い「日本一面積が小さい市」がやっぱり印象的ですよね。
「日本一人口密度が高い市」でもあるので、私は勝手に「埼玉のバチカン市国」と呼んでいます。
ー蕨といえば、やっぱりそこが最初に挙がりますね。
鷺谷さん:蕨は歴史のあるまちです。江戸時代は宿場町として栄えていたし、現在の「成人式」の原型となる「成年式発祥の地」としてもおなじみだし。
それに埼玉屈指の難読地名である「蕨」という漢字を逆手にとった「書き順Tシャツ」のアイデアは面白いと思いました。
最近だと、5月に行われた「タイヤファイト」もすごく面白かった!
タイヤに片足をつっこむ「世界一相手との距離が近い格闘技」を「日本一面積の小さい市」で開催するって、どれだけ狭いことにこだわっているんだって(笑)
ー確かに最近の蕨市は、「女子サッカーを応援するまち」や「訪れたいアニメ聖地」など、これまでなかったシティプロモーションも見られます。
鷺谷さん:新しいシティプロモーションといえば、蕨周辺で一つ気になっていることがあるんですよね。
蕨周辺で、今一番気になっていること
ー何が気になっているんでしょうか?
蕨市とか川口市って、クルド人の方が多いですよね?
日本に住んでいる中東の方々の約半数が蕨市とか川口市に集中しているって話もありますし。
それだけ多くの現地の方が集まっている地域で、一番美味しいケバブ屋さんはどこなんだろうって気になっているんですよ。
ーケバブ屋さんですか?
私、「ドネルケバブ」が大好きなんですよ!
2023年7月にはクルド人同士の争いがニュースになったし、移民を受け入れている地域では元々その周辺に住んでいる方々とのトラブルが起きているなんて報道も見聞きします。
その結果、クルド人の方や移民についてネガティブな感情を持っている方もいることは理解できます。
でも、当事者でない私たちの耳に入ってくる情報なんて、その一部だと思っているんです。良いことも悪いことも。
実際に蕨周辺に住んでいる友人に話を聞いてみても、具体的なトラブルは報道で見聞きするものしか知らないと言っていましたし、そもそもそのすべてが悪人なんてことあるわけないじゃないですか。ほとんどの方が地域と馴染んで生活したいと思っているはずですよ。
だったら少しでもポジティブに変換してみるのもいいのかなと思っていて、それが私は「ケバブ」だった!
美味しいものってみんな好きだし、本場の方々が認める味がどんなものなのか気にならないですか?
是非とも、蕨駅周辺で人気のケバブ屋さん特集をやってほしいな!
ーわかりました。蕨駅周辺の美味しいケバブ屋さん特集、2024年中にやりましょう!
ケバブは蕨の新たな名物!?
思わぬ方向へ進んだ鷺谷政明さんへのインタビュー。
確かに、フレンチやイタリアンに代表される各国料理を提供するお店で、「本場の味」や「現地の人気レストラン〇〇で修行」といったコピーはよく目にします。
「ケバブ」の本場から蕨駅周辺へとやって来たクルド人の方々が、「本当に美味しい!」と評するお店には興味がある方も多いのではないでしょうか?
「日本一面積の狭い市」、「埼玉屈指の難読漢字」という蕨市の特徴を逆手にとって上手くPRしてきた蕨市だけに、「ケバブ」が蕨の新名物となる日がくるかもしれません。
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