【戸田市】戸田市内に咲き誇るお花たちは、誰のおかげでいつもキレイに咲いてるの?
戸田市内を歩いていると、ふと気がつくことがあります。
それは、駅前や歩道、広場など、キレイなお花が咲いている場所が多いといういことです。
しかもそのお花たちは春や夏に限らず、1年中キレイに咲いています。
もちろん、誰かが手入れをしていないとあり得ないわけですが、戸田市内に咲き誇るお花の手入れをしてくれている方々のことはご存知ですか?
そんなことを少しでも気になるあなたは、次に花壇を見かけたときには注意して見てみてください。
その花壇にはこんな立て札がありませんか?
「この花壇は とだ緑のボランティア の皆さんが管理しています」
「とだ緑のボランティア」のみなさんとは、どのような活動を行っている方々なのでしょうか?
「とだ緑のボランティア」の皆さんは、その名の通り、戸田市内の休閑地や公園、駅前などをお花で美しくしたいという目的を持って集まったボランティアの方々です。
花壇やプランター、ハンギングバスケットなど、それぞれの活動方法は様々ですが、日々の管理からお花の植え替えまで、年間通して活動を行ってくれています。
ボランティアの方々は、個人会員と52団体による団体会員あわせて、約1,000人以上の方々が活動しています。
戸田市内のいたる所でキレイなお花が咲いているのは、「とだ緑のボランティア」の皆さんの活動によるものだったんですね。
「とだ緑のボランティア」を運営しているのは『公益財団法人 戸田市水と緑の公社』です。
ところで、アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した「割れ窓理論」という考え方をご存知でしょうか?
それは、建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、ゴミのポイ捨てなどの軽犯罪が増える。
するとどうなるか?
住民のモラルが低下して、さらに環境を悪化させる。
そして、凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。
「割れ窓理論」とは、治安を悪化させるまでの経過を表します。
この「割れ窓理論」を参考に、成功を収めているのがと『東京ディズニーランド』や『東京ディズニーシー』です。
細かい傷を汚れをおろそかにせず、ペンキの塗りなおしなど、夜間に頻繁に修繕を行い、いつもキレイな状態とすることで、従業員や来客のマナーを向上させることに成功しているのです。
キレイなお花が咲いている町では、ごみのポイ捨てが減るというのも「割れ窓理論」の応用です。
「とだ緑のボランティア」がメンバー募集を開始したのが1998年。
戸田市が6年連続で犯罪率が埼玉県内第1位だったのが1997年~2002年。
そして2003年のピークから犯罪件数は減少し、2020年時点では当時の約1/4の数まで
減少していて、犯罪率も下がっています。
戸田市内でキレイなお花が咲いているうちは、戸田市の治安も安泰そうですね。
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