【蕨市】たぶん史上初!?本画を一切展示しない展覧会『河鍋暁斎の底力』で暁斎の描写と表現力を存分に味わおう!
自らを「画鬼」と称し、幕末から明治にかけて活躍した天才絵師・河鍋暁斎。
日本国内はもちろん、海外からも高い評価を得る河鍋暁斎の展覧会は、これまで何度も開催されてきました。
しかし、これまで行われてきた展覧会とは一線を画す、“本画を一切展示しない展覧会”が今週末より『東京ステーションギャラリー』さんにて開催されます。
2020年11月28日(土)~2021年2月7(日)の期間で開催される「河鍋暁斎の底力」
『東京ステーションギャラリー』さん調べによると、本画を一切展示しない素描、下絵、画稿などのみの展覧会は「ほぼ史上初!」だそうです。
本画は完成度が高い一方で、河鍋暁斎ファンからは「筆勢が抑えられたお行儀のよい作品」という見方がされることもあります。
彩色には弟子の手が入ることもあり、多くの画板作品は彫師と摺師の協力を得て完成させています。
対して下絵や画稿は、河鍋暁斎本人によるものです。
筆の勢いや執拗な描き込み、構想力などその卓越した筆力をダイレクトに感じることができます。
「河鍋暁斎の底力」はあえて本画を展示せず、河鍋暁斎の描写と表現の力量、すなわち「肉筆は北斎より上」とも評される“河鍋暁斎の底力”を存分に味わえるチャレンジングな展覧会となります。
このような下絵や画稿などのみの展覧会が開催できるのは、蕨市南町の『河鍋暁斎記念美術館』さんに充実した収蔵品が残されているからこそ、実現できた企画です。
『河鍋暁斎記念美術館』さんは公益財団法人として、河鍋暁斎のひ孫に当たる河鍋楠美館長が設立した私設美術館です。
コミュニティバス「ぷらっとわらび」のルート拡充により、蕨駅から南ルートにて『河鍋暁斎記念美術館』前まで行けるようになり、交通の便もよくなっています。
「河鍋暁斎の底力」開催まで待てないあなた、そして河鍋暁斎の世界観により深く触れてみたくなったあなたは、『河鍋暁斎記念美術館』さんに訪れ“芸術の秋”を満喫してみてはいかがでしょうか。
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